相談しづらいことも手紙なら書きやすい!相談の手紙の書き方のマナーを守って手紙を書こう!

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目次

書き方の要点

相談の手紙は親族や恩師、友人などに意見を求めるものの他、公的機関、新聞や雑誌の相談担当者などに相談する場合もあります。相談の手紙は、相手に迷惑や厄介をかけることになりますので、丁寧な表現を使い、相手を尊敬する態度を失わないようにすることが大切です。まず書く前に相談すべき内容をよく整理し、要領よく簡潔にしかも具体的にありのままを書きます。長々となる場合は、箇条書きにするのも良いとされます。相手に全てを任せるという相談では、あまりにも無責任で自主性のない態度と見られてしまいます。自分なりの考え方具体的に書いて、これが正しいかどうか問う形にすれば相手は返事が書きやすくなります。また返事を受けたり、事柄が解決した場合には、必ずお礼の手紙を出します。

身の上相談の手紙

身の上相談の手紙の類語と文章例を挙げてみます。類語では、ご意見・ご見解・ご判断・ご意向・お知恵・ご教示などがあります。文章例は次のようになります。私の考え方は間違っているでしょうか。あなたの冷静な立場で判断された結論をお教えください。結婚問題について親友に相談する場合は次のようになります。○○子さん、ご無沙汰いたしておりますが、皆様お変わりございませんか。 さて、今日は折り入ってあなたにご相談申し上げたいことがございましてお手紙を差し上げました。実はこの三月、私に縁談がございまして、三十歳の青年とお見合いをいたしました。その後二度ばかりその青年と会う機会を持ちましたが、相手は申し分のない立派な方で、むしろ私には勿体ないという感じがする程です。しかし何か一つ気持ちの通い合うところが欠けている気がするのです。先方は乗り気で、あとは私の決心一つなのですが、どうしても決心がつかないまま、ご返事が延び延びになってしまいました。そこで一人考え込んでいます。○○子さん、あなたならどうなさいますか。あなたの率直なご意見をお聞かせください。 勝手なことばかり書きましたが、どうぞよろしくお願いいたします。といった感じです。

進学か就職の相談の手紙

進学か就職の相談の手紙の類語と文章例を挙げてみます。類語では、進路・志望校・学力・学資・就職問題・転職・指針などがあります。文章例は次のようになります。前略 今年も余日少なくなり、ご多忙のことと存じます。 突然で大変ご迷惑とは存じましたが、浅はかな小生の考えではどうしていいのかわからないままに、ご相談の手紙を書きました。 実は小生、来春の高校卒業を控えて就職するつもりでおりましたが、、最近は進学したい気持ちがとても強くなってきました。家の経済状態からすれば、就職した方が良いのですし、両親もそれを望んでいます。しかし、将来のことを考えると現在の目先のことにとらわれることに不安を覚えるのです。もちろん進学となれば、家からの仕送りは期待できませんから、苦学は覚悟の上です。 小生の進むべき道はどちらが正しいでしょうか。社会人である大兄の賢明なご教導をお願いする次第です。といった感じです。

開店についての相談の手紙

開店についての相談の手紙の類語と文章例を挙げてみます。類語では、開店・名案・アドバイス・助力・収支・成功・独立などがあります。文章例は次のようになります。拝啓 ご壮健にてご活躍のことと存じます。少々度を過ぎましたご無沙汰をお詫び申し上げます。 さて、私事にて恐縮ではありますが、○○区役所を円満退職し、ささやかながら商売を始めたいと考えております。とは申しましても、もとより商売については何の知識もありません。どうやったら良いものか、私の思案には余りますので、ご相談申し上げる次第です。 実は、私の家の近くに小学校があり、文房具店を開いてみようかと思っています。いかがなものでしょうか。開店するにあたっての資本金、取引方法、小売店の利益などについて、長年ご商売をなさっているあなた様のご意見を伺い、ご相談いたしたいと存じます。ご多忙中とは思いますが、ぜひ一度参上してお話を承りたいと存じますので、何卒お力添えくださいますよう、伏して懇願申し上げます。といった感じです。