縁談を勧める手紙を書くには!?書き方と注意点を紹介!

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目次

書き方の要点

縁談は人の一生において大切なことです。礼を尽くして作法に則ってしたためなければなりません。自分の立場をわきまえ、謙虚に真実を伝え、先方から好意ある応対が得られるようにする必要があります。プライバシーを守る点からもハガキでなく封書を使います。便箋はできるだけ上質な白いものを用います。きちんとした字で、丁寧に書き、書式は、時候の挨拶など、前文、末文を整え、形の整ったものとします。先輩や年長者にあてて書くことが多いので、敬称や敬語を正しく用いることが大切です。忌み言葉は、避けるように注意しなければなりません。縁談等は縁起物とも言われるので気を配ります。また、縁談等の手紙は、当人だけでなくその関係者にも披露され話題の種にもなります。うっかり忌み言葉が入っていたために無用の誤解を招いたりしては、取り返しのつかないことになりかねません。

縁談の依頼

縁談依頼の手紙の類語と文章例を挙げてみます。類語では、家族・人柄・健康・気立て・品行・相性などがあります。文章例は次のようになります。次男も来年は三十になりますので、そろそろ妻帯させたく。一生の大事だけにより良い機会をあたえてやりたく。娘の縁談を頼む場合は次のようになります。例年になく暑い夏でございましたが、それでも九月の声と共に日増しに秋めいて参りました。お宅の皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。 さて、今日は折り入ってお願い申し上げたい筋があり、ペンを執りました。それは娘の縁談でございます。ご交際が広くていらっしゃるあなた様に、もし適当なお心当たりの方がございましたならと、ご迷惑を省みずお願い申し上げる次第でございます。先ごろ娘も二十五歳を迎え、そろそろ良いご縁談と心がけておりますが、なかなかお話に恵まれずにおります。誠実で明るい方なら格別に申すことはございません。本人の写真などを同封いたしましたので、お心に留めていただければ幸甚です。まずはお願いまで。といった感じです。

縁談を勧める

縁談を勧める手紙の類語と文章例を挙げてみます。類語では、適齢・学歴・身元・生活力・良縁などがあります。文章例は次のようになります。掛け値なしの将来有望な青年ですので。姪に縁談を勧める場合は次のようになります。新学期を迎えて多忙な毎日を送っておいでのことでしょう。夏休みに見えられた時は元気そうで何よりでした。それで今日はあなたご自身のことでお話があります。今年で二十八になるあなたの縁談についてです。まだ結婚に切実感がないのはもっともなことと思います。しかし、物事には潮時と言うものがございます。ここのところをよくよくお考えになってみてくれませんか。先日のお母様の便りでご両親も同じお考えでおられることを知りペンを執りました。一度あなたのお考えを聞かせていただければ嬉しう存じます。今日は特に何も申しませんが、叔母としてできることがあれば、喜んでいたしたく存じます。くれぐれも風邪など召しませぬように。まずはご連絡まで。といった感じです。

友人に縁談を勧める

友人に縁談を勧める手紙の類語と文章例を挙げてみます。類語では、交友・適齢・趣味・あっせんなどがあります。文章例は次のようになります。親元もしっかりしておりますから。長いものでは次のようになります。昨日会社帰りに、ふと思い立って日比谷公園まで足をのばしてみました。柄にもなく、初夏の風に誘われて若葉の梢を見にいったのですが、驚きました。いるのは二人連ればかり、すっかりあてられて、早々に引き揚げました。まあ、そんなわけで君ならこの時期どう過ごしているかと思いまして。いらぬお節介と言われればそれまでだけど、僕らの仲間では、君だけが独身というわけだけど、そろそろゴールインと言うことにしてはどうだろうか。 実はいい人がいるんです。詳しいことは近いうちにそちらに出向いて話します。結婚などについてとくとお考えあれ。まずは用件まで。といった感じになります。